オダランとは｜バリ島用語集｜バリ王

バリ島には、ヒンドゥー教の寺院が多数ありますが、その寺院ごとに行われる創立記念のお祭りを『オダラン』といいます。
オダランは、西暦ではなくバリ独自の暦のウク歴（1年210日）を用いて行われており、1万を超えるといわれている寺院があるためほぼ毎週どこかでオダランが行われています。

バリ観光に行けば、ほとんど目にすることのできるお祭りですが、観光客向けでない地元の宗教行事であるため大きなオダラン以外はスケジュールなどが公開されていないので注意が必要です。
オダランは神様に禍のない世の中をお祈りする目的で行われていますが、お寺の美しい飾り付や神様に捧げるガムランとういう音楽、バリの伝統舞踊による踊りなどの奉納芸能はお祭りの見どころになっています。

観光客がオダランに参加したり見学することはできますが、厳粛な宗教行事であるため服装はバリの正装をするのがベストです。また、私服の場合には、肩を出さないように上着を着て、サロン（腰布）、スレンダン（腰帯）を着用して足を隠すようにして礼を尽くすことが大切です。
バリの人たちの美しいお祈り姿、ガムランの素晴らしい演奏や舞踊を見て厳粛な気分になる体験は、きっとバリ島観光の思い出になることでしょう。