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【う】で始まる用語集
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院とは?
20世紀に入り2度の大噴火を起こしたバトゥール山。
この噴火の歴史を留める巨大寺院が世界遺産に指定されるウルン・ダヌ・バトゥール寺院です。
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院はカルデラ湖であるバトゥール湖を見下ろす位置にあり、湖の守護神であるデウィ・ウルン・ダヌを祀っています。
このデウィ・ウルン・ダヌは湖の先を意味し、元の寺院はカルデラの中、バトゥール湖畔に建っていました。
噴火の歴史は2度、一度は1917年でこの際の噴火ではウルン・ダヌ寺院の手前で止まって、村は奇跡を得たことから神の御加護でこの地に留まると解釈し村の再興が始まったのですが、1926年の噴火では村全体が溶岩流に飲み込まれ、高台にあったウルン・ダヌ寺院の社のみが残りました。
そうした噴火の歴史を受け、カルデラ湖に移されたのがウルン・ダヌ・バトゥール寺院の今の姿です。
大噴火の歴史が映す自然の脅威、それは同時に自然の畏敬の念をもたらし、古くからの信仰も相まってバリの人々の心を拠り所になっています。