グリヤ・タナ・キラップ寺院とは｜バリ島用語集｜バリ王

バリにはとても多くの寺院があります。グリヤ・タナ・キラップ寺院もそのひとつで、シンバン・シウールからサヌールへ向かうバイパスよりも西側に入った川沿いにあります。

16世紀にこのあたりを訪れたジャワ僧のニラルタが土地を気に入り、娘を終生ここに住まわせたと伝えられています。後年になって、村人達はニラルタの娘が寺院建立を願っているという夢を見るようになりお告げどおりに祠を建てたのがグリヤ・タナ・キラップ寺院の始まりとされています。

その後、氷の引き売り人が現れて商売繁盛の暁にはお寺を建立すると約束をし、見事商売に成功した彼は約束どおり寺院を建てました。それからは商売繁盛を祈る商人が多く参拝して有名になり、1984年と1990年代に2度にわたる拡張工事をして今では小路を挟んで寺院が増築されています。

参拝客の多さでは数あるバリの寺院の中でも屈指です。特に新月と満月の夜はバリの人々にとっては特別で、この日は普段異常の賑わいをみせるお寺です。