ワルンとは｜バリ島用語集｜バリ王

バリの街を歩いていると、いろいろな商品が所狭しと並べられたお店をよく見かけます。こうしたお店は『ワルン』と呼ばれていて、インドネシア語で食堂や小さな売店という意味です。

このワルンでは住民の日常生活に必要な物を買うことができます。食べ物や飲み物、それに日用品などはもちろん、容器入りの水やプロパンガスの配達などにも対応しています。それにガソリンなど燃料もワルンで買うことができ、遠くのガソリンスタンドまで行けない人はここで給油もできるので地元の人の生活にはなくてはならないお店です。

またワルンでは、バリ島の人の暮らしになくてはならないチャナンというお供え物も売っています。バリ・ヒンドゥー教は儀礼の時にはたくさんのお供え物をすることで有名ですが、普段の日でもあらゆる場所に小さいお供え物をする習慣があります。この、普段の小さいお供え物がチャナンです。またワルンには買物だけでなくナシ・チャンプルやミーゴレンなどが食べられるお店もあり、ご近所の人同士の憩いの場にもなっています。

ワルンの魅力はなんといっても値段の安さです。スーパーで買うよりも安く購入することができ、気軽に寄れるので常連客などや通りすがりの者でもワルンを利用する人が多くいます。