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バトゥアン寺院とは?
『バトゥアン寺院』はバリ島中部の街、ウブド近郊にあるバトゥアン村にあります。
バトゥアン村といえば古くからバリ島の美術芸術文化が花開いた村です。バトゥアン寺院は1022年に建立された歴史のある寺院ですので、建てられている各柱や建物を見ますと当時の文化を象徴する素晴らしいほどの彫刻が刻まれています。
観光客向けに整備されており、それぞれの建物に英語の説明が書かれています。これにより、現地のガイドがいなくても建物の役割や意味がすぐに分かります。しかも毎日清掃が行われていますので、ゴミは一つも落ちていません。
彫刻で飾られた割れ門を入って正面には衝立の壁が立ちふさがっています。この衝立は悪い霊が門から直接入ってこないように守る役割を持ちます。
この壁をさらに抜けた右側には奉納演奏をする舞台があり、舞台を隅々まで見ますとガルーダの彫刻があり、さらには舞台正面にはラーマーヤナ物語をモチーフにした見事な絵が描かれています。その美しさはとても1022年に描かれたものとは思えません。
バリ島の数ある寺院の中で、じっくりと見物したい一つがここバトゥアン寺院といえます。