イスラム教とは｜バリ島用語集｜バリ王

『イスラム教』とは、モハンマドが預言者として神から授かった宗教。
唯一神(アッラー)を信じる一神教で、コーランを聖典とする。キリスト教、仏教とともに三大宗教の1つに数えられます。
イスラム教徒は自らをムスリムと呼び、これは『神に帰依する人＝神に全てをゆだねた人』という意味です。
イスラム教には5つの戒律があり、これを実践しなければ真の信者にはなれないといわれています。

1つ目は信仰告白、『アッラーの他に神はなし、ムハンマドはその使徒である』とアラビア語で唱えます。

2つ目は拝礼(サラート)、1日5回のお祈りです。明け方、午前中、午後、日没後、就寝前にメッカに向かってお祈りをしなければなりません。モスク、自宅、モールやホテル内にも拝礼所が必ずあるのでそこで行います。

3つ目は断食(サラム)、1年に1か月ラマダン月に日中の飲食を断ちます。
4つ目は喜捨(ザカート)、自分の財産を貧しい人に2.5%を少しだけ与えなければなりません。
5つ目は巡礼(ハッジ)、これは他の4つとは違い、全てのイスラム教徒に対してではありませんが一生に一度、サウジアラビアのメッカに巡礼するようにとコーランに書かれています。メッカはイスラム教徒しか入れないため、イスラム教徒として生きて行く上でそれほどまでに大切な行いなのです。

イスラム教徒でない人達が理解しておくべきこと、気をつけるべきことがあります。
お祈り時間や断食中の配慮や、左手は不浄の手とされているため左手で物を渡さないこと、イスラム教徒は豚肉とお酒が禁止されているので、日本の食品などお土産で渡す際は、成分が含まれていないか確認をすること、イスラム教徒の女性は肌や髪の毛の露出が禁止されているので、観光地や地方に行かれる場合、外国人であっても過度な露出を控えるなど…。

バリ島は様々な宗教にふれる瞬間が多く、事前に知っておいたほうが良いこともあったり、知らない世界を知り、楽しむ機会も増えるので、知っていても損はしないと思います。