トペン・ジマットとは｜バリ島用語集｜バリ王

バリ島で人気のダンスの一つにトペン・ジマットというダンスがあります。このダンスはバリ島の伝統的な化粧と衣装で着飾った舞踊とは異なるダンスで、仮面を使って芸術的要素を前面に押し出した舞台劇として演じられます。

トペン・ジマットを語る上で欠かせないのがイ・マデ・ジマット氏という人物の存在です。ジマット氏は1948年にバトゥアン村で生まれたバリ島でも有名な舞踊家です。これまで世界各国に何度も公演に出かけているため大勢のファンが世界各国にいます。トペン・ジマットの舞台においては舞台のプロデュースを担当するとともに長年技を磨いた仮面舞踊も披露しており、ジマット氏の舞踊センスが観客を釘づけにしています。

バリ島には昔から大切な儀式を行う際に仮面(トペン)を付けて踊るという宗教的な習慣があり、奉納として行われてきました。現在のトペン・ジマットは芸術的要素を取り入れながら行われているため美術館などで行われており、ジマット氏が踊り続けてきた功績が公演の随所で観ることができます。公演ではバリ島に古くから伝わるカン・チン・ウィ物語という昔話をアレンジした劇が演じられていて、現代風にアレンジされています。