【く】で始まる用語集
クニンガンとは?
クニンガンはバリ島のヒンドゥー教徒の人にとって大変意味深い日です。
このクニンガンには「賢明・一生・生き方」といった意味があり、信者にとってこのクニンガンの日は神々に正しい人生が送れるよう心をこめて祈る特別な日にあたります。
また、クニンガンの日には祈願や儀礼は全て午前中のうちにすませなければならないとされています。これは全ての神様はクニンガンの日の正午までに天界へ帰っていってしまうとされているからです。
なので、クニンガンの日は教徒の家は少々慌しくなります。本家のお寺にお参りをしたり、分家の人たちも本家に朝からやってきてお寺へのお参りを済ませます。お参りが済んだら、や午前のうちにお供え物や各種の飾りなども片付けてしまうのがクニンガンの特徴です。そしてクニンガンの日の夕方にはバロンとランダの巡行があり、正装した信者が沿道で行列を待ちます。家々ではココナツの殻を燃やして門前の灯りをとり、それぞれの家庭からお布施を供えます。