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ルジャンダンスとは?
ルジャンダンスは、バリに古くから伝わる民族舞踊の一種です。宗教的な行事のオダランや合同葬儀といった、大規模かつ盛大に催される祭祀の際に披露される奉納舞踊に分類されます。
ルジャンダンスは、女性の団体によって行われる舞踊で、基本的には、少女、10代の未婚の女性がこの舞いに参加します。初潮を迎えていない少女や未婚女性に限定されている理由としては、このダンスが聖なるものを表わしているからです。
その地域のガムラン隊(男性です)が演奏する音楽にのせて、シンプルで単調な体の動きや手の振りのアクションが繰り返されます。他のバリ舞踊と比較すると、難易度はあまり高くなく、高い技術を要しない事もあって、ルジャンダンスにはその村や地域に住む一般の少女たちが参加しています。但し奉納時には、高温度・高湿度の中、華麗に踊り続ける事になるので相応の体力を要すると言えるでしょう。なお、ルジャダンスには地方や祭祀の目的ごとに様々な演目が催されます。
踊りに参加する少女たちは、華やかで美しい色柄の衣装を身にまといます。そして、頭部には飾りを付けたり、冠あるいは帽子のようなものを装着します。手に扇を持って踊る場合もあります。また顔には、口紅を塗るなどして化粧を施します。
バリの村々を訪れた際に、この奉納舞踊の現場に出くわす機会があるかもしれません。なお、観光向けのルジャンダンスはあまり行われていないようです。