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【さ】で始まる用語集
サムアン・ティガ寺院とは?
サムアン・ティガ寺院の名前には3人が集まり会議をするという意味があります。そのことからここでは多くの重要な決定がなされたとされています。
ここは昔九つものアリランと呼ばれる偶像崇拝の派がありました。しかし、あまりにも派の間で争いが絶えなかったので、バリ島を治めていた王様がジャワ島から聖人たち四人を招待して何とか争いを辞めさせられないかと相談したところ、九つの派の信者たちの代表とバリアガの民衆の代表者たちの間で会議を開くようにとアドバイスを受け、会議を開くことにしました。
その結果、アリランは解体し、ブラフマ、シワ、ウィシュヌの三神を信仰することになりました。また、地域ごとに必ず三つの寺院を作り、その一つ目はブラフマをまつるプラ・デサ、二つ目がプラ・プセというウィシュヌを祀る寺院、三つ目はシワを祀るプラ・ダラム寺院となりました。サムアン・ティガでのこの二つの決議は、現在においてもバリにおけるヒンドゥー教の基礎となっています。この寺院はお祭りの時には大勢の地元の人たちでにぎわいます。