バンタンとは｜バリ島用語集｜バリ王

バリ島の宗教はバリ・ヒンドゥー教です。このバリ・ヒンドゥー教の象徴のひとつが『バンタン』と呼ばれるお供え物です。バリ・ヒンドゥー教の儀礼はほとんどがこのバンタンを必要としていて、バリ・ヒンドゥー教はバンタンの宗教とも言われています。

もともとバリ島の「バリ」という言葉自体がサンスクリット語で「供え物」という意味を持ち、バリ・ヒンドゥー教では特別な儀式の時だけでなく日常生活の中でも家の中や商業施設などいたるところにお供え物が置かれています。こうした日常生活の中で供えられる小さなバンタンはチャナンと呼ばれ、バリ島では空港や街のいたる所でこのチャナンを目にします。

バンタンつまりバリ島のお供え物の種類は非常にたくさんあります。バリ・ヒンドゥー教にはさまざまなお祭りや儀礼がありますが、学問・芸能の女神さまに祈りを捧げるサラスワティー、さまざまな神々が降臨するとされるガルンガンなど儀礼によって使うバンタンは変わってきます。