【く】で始まる用語集
グヌン・パユン寺院とは?
『グヌン・パユン寺院』は青い空にそびえ立つ白い塔が印象的なクトゥ村の本山の寺院です。この寺院には神秘的な設立の言い伝えがあります。
バリの高僧サンヒャン・ニラルタがその昔、海岸沿いを歩いて寺院を建立している時に、クトゥ村で休憩をしました。乾燥地帯のこの場所で何気なく傘を地面に突き立てるとそこから澄んだ水が溢れたちまち泉となりました。クトゥ村の人々は大変喜んでここに寺院を建てました。これがグヌン・パユン寺院の始まりと言われています。
インドネシア語でグヌンとは山を意味し、パユンとは傘という意味でニラルタが地面にさした傘が由来となっているのです。本堂は1990年に改修されて白く美しい塔になり、青い海によく映える風景に心奪われる寺院となりました。
バリでは3月17日からガルガンという日本のお盆のような行事が始まり、ご先祖様の霊がこのグヌン・パユン寺院に帰ってくると信じられています。日本とは遠く離れたバリでもこのように親近感の湧く伝統行事が行われています。